摂食障害

過食嘔吐をした人が実際に何を考えているか

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自分の大切な人を助けたい、どんなことを考えているのか知りたいと思っている方に少しでも伝わりますように。
過去の日記をここに記します。10年以上前に書いたものです。

 

うつ病に苦しんでいた頃に書いたメモ

信じられない

自分の胃も脳も

もう病気かもしれない

本当に

病気だと思う

 

食べている時の自分をとても醜く感じる

噛むこともなく

育てきった自慢の胃袋に

お気に入りのアイスココアで流し込んでいく

胃が満タンになって

食堂にも詰め込めなくなって

だんだん気持ちが悪くなる

 

ここに来てやっと私は手を止める

 

精神的にではなく

物理的にしか止められない

立ち上がる

もう少しだけ入りそうになる

冷蔵庫を開ける

ふくらはぎのあたりから

食欲が沸き起こり駆り立てられる

 

あの頃の日記:自分を追い詰めていた

自分を追い詰めていた

 

見た夢

泳ぎきれず

渡れずに湖の真ん中に溺れてしまうみたいだ

冷たすぎる手と足が痺れてくる

 

浮き輪でもボートでも私は浮かべないし

運べない

もう渡れないんだ

唯一の方法は私の足で水面を蹴り上げること

自分の力で泳がなきゃ

誰も助けてくれないんだから

でももう無理かもしれない

泳ぐのは得意なはずなのに

どうして

進まない体

なんかここ

排水溝がある

排水溝の引き摺り込む力がすごい

強すぎる

 

気持ち悪さが限界に達すると

食べ漁った形跡を残さないように

なるべく片付けをする

それでもたくさん食べてしまっているから食材はなくなっているんだけど

家族の誰も気付かないだろう

それから大量の水を飲む

横になる

みるみる吐き気が私を襲う

息が苦しくなる

お腹が苦しい

苦しい

苦しい

胸のすぐ下からぽっこりしてまるで妊婦さんみたい

臨月になったお腹を抱えてトイレに急ぐ

今日もトイレ

トイレに入ってすぐ何もしなくても吐ける時もある

でも出来ない時は

指を突っ込むと耐えきれず

かわいそうな食べ物たちが体の作りに逆らって飛び出てくる

はじめは飛び出して

あとから続いて流れ出てくる

苦しくないわけではない

それでも

一昨日より昨日より今日うまくできた

明日たぶんもっとうまくできる

 

それははっきりわかる

でも罪悪感や嫌悪感も日に日に強くなった

吐き終わったあと

いつもトイレの中でこれが最後と誓う

それなのに明日もっと上手くできるってどういうことだ

誓っては裏切って

毎日

自分を裏切って

意志が弱い

 

何もかも嫌だ

自分が嫌い

大嫌い

 

吐いている時

いつもなぜか涙が出てくる

 

ポロポロポロこぼれてくる

吐くと涙が出る仕組みなのか

口から出れない水分が目から出てるのか

欲望に打ち勝てない弱い自分に泣いているのか

愛してくれる人たちへの罪悪感で泣いているのか

分からない

でもたぶん

とにかく全て

全てにだ

体がもうやめてって泣いてる

その証拠なのか吐くと顔に赤い斑点がたくさん出きた

吐いた量が赤い斑点に比例した

私の体はSOSを出している

繰り返す私の行動を形にしている

人に見られたくない

でも見られたところでどうして出来たか誰にも分からないだろうけど

顔の肌荒れよりも吐いていることが恥ずかしい

私の息は酔っ払いみたいな匂いがする

誰にもばれたくない

それでもたった一人お母さんに知ってほしい

それは難しいだろうか

 

メモ

恥ずかしくて誰にも気付かれたくなかったけれどお母さんにだけは知ってほしいと心の中で思っていたと記憶しています。

私が一度に食べていた量

レーズンパン8個

食パン一斤

せんべい10枚

チョコレート

アイスクリーム

プリン

ヨーグルト

摂食障害いっぺんに食べる量

あの時私が実際に書いていたメモ

 

この時から10年以上たっていますが

当時の日記を書き写し

今でも苦しくて涙が出ました

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